釘宮卓司理事長「愛護福祉賞」受賞決定

釘宮卓司理事長「愛護福祉賞」受賞決定

公益財団法人日本知的障害者福祉協会の令和3年度愛護福祉賞に、社会福祉法人博愛会の釘宮卓司理事長が選ばれました。令和3年10月6日(水)にオンライン開催される全国知的障害関係施設長等会議の全体会において表彰されます。

「愛護福祉賞」は、日本知的障害者福祉協会の全国6450施設・事業所の中から、知的障害福祉分野において研究または実践において優れた実績をあげ、あるいは多年にわたり知的障害福祉に貢献して顕著な功績をあげた本協会関係者に対し表彰するものです。わが国の福祉の向上に寄与することを目的とする同協会が年に1回贈呈している最も権威ある賞の1つです。

釘宮理事長は昭和50年創設した福祉農場コロニー久住施設長として40年以上の長きにわたって障がい者支援の第一線で活躍し、コロニー久住では開設以来、久住高原の荒れ地を開拓し、利用者と共に野菜を作って販売する等の農福連携に取り組みました。加工品の開発販売や六次産業化に積極的に取り組んできています。

「なぜ、障がい者は大学へ行けないのか?」という疑問から平成15年4月より「博愛大学校どりーむ」を立ち上げ、2年間の就労を目指すカリキュラムにより、毎年10名前後の卒業生を輩出し、一般企業へと導くシステムを構築し、現在の就労移行制度の先駆けとなりました。

また、自社農園の野菜を使用したレストラン「健康レストラン久住屋」「大分県立美術館カフェ・シャリテ」、海鮮BBQ「キツキテラス」、リゾートホテル「住吉浜リゾートパーク」温泉宿泊施設「パルクラブ」、「お弁当のキッチン花亭」等、法人内にある就労継続支援A型で働く障害者は80名を超えており、その平均工賃は全国平均を大きく上回っています。

大分県知的障害者施設協議会会長、九州地区知的障害者福祉協会会長、日本知的障害者福祉協会理事等要職を務め、平成19年大分合同新聞福祉賞、平成24年毎日社会福祉顕彰を受賞。
九州地区をまとめ政策提言を行うなど福祉制度の転換期の舵取りをした功績が評価されました。
法人としては創立者である釘宮謙司名誉会長が平成3年に愛護福祉賞を受賞してから30年ぶり2回目の受賞となります。

「知的障害児教育の父」と呼ばれている
「滝乃川学園」の創設者・石井亮一の胸像が贈られる

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