住吉浜リゾートパーク
SUMIYOSHIHAMA RESORT PARK「青少年育成」「高齢者スポーツ」
「障がい者が癒される空間」を提供するリゾートホテル
大学生の合宿や特別支援学校の宿泊研修、海外からのツアー客や高齢者のグラウンドゴルフの宿泊で通年賑わい、冬は牡蠣小屋やイチゴ狩りといった日帰りでの利用も増加しています。このように様々な年代のお客様をはじめ障がいのある方、海外からのお客様皆が分け隔てなく集い楽しめるリゾート施設を目指して運営をしています。
得意な現場で活躍する
従業員さんたち
園内では約40名の利用者さんが働いています。職員は「利用者さん」とは呼ばず、一緒に働く仲間であるので「従業員さん」と呼んでいます。
住吉浜リゾートパークの仕事はキツキテラスでのレストラン班、ホテルレストラン班、ルームメンテナンス班、外周作業班、イチゴ作業班と多岐に分かれており、全体朝礼後にそれぞれの現場へ出勤しています。
就労継続支援A型事業所、就労継続支援B型事業所、就労移行支援事業所が有り、従業員さんそれぞれの適正や希望に配慮した仕事を行っているので、皆さん意欲的に活き活きと仕事をしています。
接客が得意な従業員さんはレストランホールでの接客やバイキング料理の差し替えを、整理整頓が得意で几帳面な従業員さんはルームメンテナンス班でお部屋のチェックアウト後のお掃除を、裏でみんなを支える縁の下の力持ちタイプの従業員さんは食器洗浄や会場設営準備を、それぞれが適材適所な場所で活躍しています。
四方を海に囲まれた
豊かな自然の中で過ごす
穏やかな日々
住吉浜に入所する以前は不安定になることもあった利用者さんが、目の前に広がる海や山に囲まれた自然豊かな環境で生活するうちに次第に安定してきて欠勤も少なくなり、時には挫折しそうになりながらも職員に励まされ、自分自身も諦めずに何年も頑張った結果、今ではA型事業所利用者さんとなりました。
給料が倍になった事で欲しいものも購入できるようになり、それが労働意欲に繋がり安定しました。彼は園内のテナントが行っているマリンスポーツスクールにも通い始め、充実したリゾートライフを楽しんでいます。
その他の利用者さんもグループホームの前から釣りをして過ごす方や、海水浴をする方、ビーチでキャッチボールをする方、広い園内をウォーキングする方等、それぞれが自然に恵まれた環境の中で充実した休日、アフター5を過ごされています。
一人ひとりが
チャレンジャー、
秘めた可能性を引き出す
地元守江湾の新鮮な牡蠣や海鮮類を提供している海鮮BBQレストラン「キツキテラス」。
ここではA型事業所、B型事業所、移行支援事業所利用の様々な従業員さんが働いています。ホール接客やテーブルの片付け、バックヤードの食器洗浄など多岐にわたる仕事があることで、自分が得意とする仕事を見つけ担当することができます。
バックヤードの仕事を中心にしていた従業員さんが「ホールに出て接客してみたい!」という希望を出し、職員がそれに応えて配置変更をすることがあります
。接客の楽しさや、自分ができる仕事がどんどん増え、活き活きと働く姿を他の従業員さんが見て、「自分も挑戦してみたい!」というチャレンジ精神が芽生えています。
その努力の結果A型雇用となり、職員が担当していたお客様へのメニューの説明や案内もできるようになった従業員さんも増えました。このように興味のある仕事に挑戦しやすい環境を提供することにより、活気ある店舗運営ができています。
従業員さんそれぞれが持つ
将来への夢や希望に向かって
住吉浜リゾートパークでは施設長をはじめ管理職職員と担当職員、従業員さんを交えた個人面談を実施しています。そこでは日頃の仕事についての考えや、将来についてのヒアリングが行われます。
「お金を貯めてグループホームを出て一人暮らしをしたい」「レストランのホールで接客の仕事をしてみたい」「車の免許を取りたい」「住吉浜でこのまま今の仕事を頑張りたい」等、従業員さんから様々な目標が意欲的に出てきます。
現状では難しい目標や夢に対しても決して否定せず、従業員さんの意思を尊重し、肯定し、それならば今こうすることが必要だと実現の為の具体的な話をします。そうすることで今必要な明確な目標ができ、目の前の仕事に意欲的に取り組むことができます。「お金を貯めてグループホームを出て一人暮らしをしたい」と語っていた従業員さんが実際に一生懸命にお金を貯めて、様々な課題を解決し、先日ついに一人暮らしを実現しました。
これは他の従業員さんにとって目標の為に頑張って働けば夢は叶うんだと勇気づけられることになりました。今後も従業員さん一人ひとりの夢や目標を尊重し、「やさしさ日本一の施設」を目指していきます。