『博愛大学校どりーむ』令和2年度卒業式を実施

『博愛大学校どりーむ』令和2年度卒業式を実施

2021年3月26日博愛会地域総合支援センターが運営する「博愛大学校どりーむ」の令和2年度卒業式を行いました。

「博愛大学校どりーむ」は障がい福祉サービスの「就労移行支援事業」と「宿泊型自立訓練」を併用した博愛会独自のプログラムです。2年間という限られた期間で様々なカリキュラムを組み、一般企業や介護職に就くための専門的な学習や実習を行い、ユニクロやマクドナルド、トキハインダストリーなどの一般企業や介護施設等へ卒業生を社会へ送り出してきました。

1年次は基本的生活習慣の確立と、社会人としてのマナー習得を目的としたカリキュラムを重点的に実施します。2年次は一般企業内で実践的な職場訓練を行うと共に、卒業後の就職を見据えて個別プログラムに基づく就業支援を展開します。

「博愛大学校どりーむ」が事業を開始した平成12年当時、特別支援学校を卒業して就職できる生徒はごく一部の生徒だけであり、多くの卒業生は福祉施設を選択する以外の進路が無い状況でした。「もう1~2年就職するための専門的な学習をすれば、この子達は立派に社会人として活躍できるのではないか?」「支援学校を卒業した知的障がいを持つ子供たちが就労と自立した生活を学ぶ場所を作りたい!」そのような思いの下、平成15年3月「博愛大学校どりーむ」第1期生が社会に羽ばたいていきました。

今回の卒業式では記念すべき第100号の卒業生が生まれます。可能性に満ち溢れた若者たちの将来に少しでも貢献できるよう、私共支援者は限られた時間を利用者とともに歩みます。

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