釘宮理事長「令和3年度愛護福祉賞」受賞について新聞に掲載されました

釘宮理事長「令和3年度愛護福祉賞」受賞について新聞に掲載されました

釘宮卓司理事長の「令和3年度愛護福祉賞」受賞について大分合同新聞と読売新聞大分版に掲載されました。

2021年10月16日 大分合同新聞
2021年10月18日 読売新聞大分版

2021年10月16日 大分合同新聞 11ページより

 【大分】社会福祉法人「博愛会」(大分市野田)の釘宮卓司理事長(71)が、日本知的障害者福祉協会(東京都)の本年度「愛護福祉賞」を受賞した。先駆的な事業運営に取り組み、障害者の自立と就労を支援して半世紀。全国でただ1人の栄誉に「目の前の課題と向き合い、自分たちにできることを一つ一つ積み重ねてきた。もうひと踏ん張りしたい」と思いを新たにしている。
 賞は同協会の全国6450施設・事業所の中から、知的障害者福祉に貢献して顕著な功績を上げた関係者を表彰するもの。
 「知的障害者が豊かに暮らせる村づくり」を目指して1975年、竹田市久住町に福祉農場「コロニー久住」を開いたのが釘宮理事長の原点。「近所の農家に耕運機を借りて障害のある人たちと一緒に荒れ地を切り開いた。譲り受けた中古トラックに収穫したトマトを載せ、みんなで売って回ったのが一番の思い出」と振り返る。以来、生産から加工、販売まで手掛ける農業の6次産業化に取り組む。
 2003年には自立と就労を目指す「博愛大学校どりーむ」を開校。2年間の職業訓練を通じ、一般企業への就職に導いている。自社食材を扱うレストランやホテル、給食施設などを運営し、法人内でも雇用を生み出す。
 賃金は全国トップクラス。県外からの視察も多い。「誰もが憧れるすてきな職場で働いてもらいたい。そのためにも一流の支援と事業を作り上げなければ」と力を込める。
 博愛会は1952年、検察庁に勤めていた父謙司さん(故人)が設立。私財を投じ、戦争で家を失った路上生活者や引き揚げ者の救済施設を造ったのが始まり。「人の喜ぶ顔を見て喜びなさい」という父の言葉を胸に刻む。「利用者の笑顔にパワーをもらう。彼らが社会の中心で暮らせるよう、それぞれの幸せの形を一緒に探り続けたい」と誓った。

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