釘宮卓司理事長 2025年 新年互礼会 訓示
皆さん、新年あけましておめでとうございます。
さて、昨年を振り返りますと、本当に職員の皆さんがよく頑張ってくださった1年でした。私は法人の代表として、皆さんの努力に心から感謝を申し上げたいと思います。
本年、博愛会は創立75周年を迎えます。ここまで続けてこられたのも、地域の皆さま、そして現場で働く一人ひとりの力のおかげです。今年はさらにもう一段階、法人全体のレベルを引き上げる「挑戦の年」にしたいと思っています。
今年のキーワードは「挑戦」
私が掲げるキーワードは「挑戦」です。 法人の挑戦、施設の挑戦、そして職員一人ひとりの挑戦。それぞれが夢を持ち、目標を持ち、日本の福祉をリードするという強い意識を持って歩んでいきたい。そう願っています。
幹部職員の皆さんには、若手にチャンスを与える年にしてほしいと思っています。若い人たちが力を発揮できる環境を整える。それが結果的に法人全体の成長にもつながります。幹部の皆さん自身も、さらにその上を目指して進んでください。
私も今年75歳になりますが「今年も全力でいくぞ!」という気持ちでおりますので、皆さんもぜひ前向きな気持ちで新年をスタートしていただきたいと思います。
それでは、各施設ごとのトピックにも触れておきます。
第一博愛寮
職員の皆さんの笑顔が増え、外国からの仲間も増え、新しい風が吹き込まれています。利用者本位の取り組みやプロジェクトも動き出しており、現場の活気を感じます。今年もさらなる連携と挑戦で、誰もが安心して暮らせる場を目指していきましょう。
第二博愛寮
いよいよ全面改修が始まります。遅れていた設計も整い、新年度には新たな施設として生まれ変わります。ハード面では全国でもトップクラスになる予定です。この一年は“魂を込める”準備の年。新しい施設を活かすには、中身をどうつくるかが重要です。利用者の心が躍るような活動を取り入れ、誰もが誇れる第二博愛寮を共に築きましょう。
福祉農場コロニー久住/パルクラブ/久住高原南山荘
この3施設が一体となって、地域との連携を深めています。町の夏祭りや花火大会も復活し、地域住民との関係も強化されました。地域の中心部に新たに取得した施設を活用し、高齢者や障害者、子どもたち、旅人までもが集える拠点をつくるプロジェクトも始動します。博愛会の「まちづくり」への挑戦として、全国に誇れる取り組みに育てていきましょう。
キッチン花亭
おせちの製造と販売が軌道に乗り、昨年は200食以上を完売しました。今や地域に誇れるクオリティへと成長しています。調理スタッフの創意工夫と連携により、味や見た目にもこだわった逸品が完成しました。今年も地域に愛される商品づくりを目指して頑張りましょう。
住吉浜リゾートパーク
ホテル・キャンプ場ともに復活を果たし、新年の初日の出イベントも大盛況でした。法人が引き継いで15年、職員間の連携も深まり、本当の意味で一体となった運営が進んでいます。新たにキッチントレーラーでのクレープ販売も始まり、利用者が作って販売する形が定着しつつあります。地域とともにある観光拠点として、さらなる発展を目指しましょう。
博愛会地域総合支援センター
博愛大学校どりーむ、プラザ、A型・B型事業所、相談支援、グループホームなど、多様な機能をもつ地域の要です。大学では100名を超える卒業生を輩出し、介護福祉の担い手を育成しています。グループホームの整備や、地域生活支援への取り組みも進化しています。それぞれの現場が誇りと責任を持って日々の支援を続けていることに、心から感謝します。
「地域のために力を尽くす法人」でありたい
皆さん一人ひとりの努力によって、博愛会は今、確実に前進しています。 やさしさ日本一の社会福祉法人、日本一働きやすい法人を目指すという私の思いに揺るぎはありません。
若い職員の皆さん、やりたいことがあればぜひ申し出てください。夢を持ち続けて挑戦することこそが、福祉の未来をつくります。
私たち博愛会は、障害のある方や高齢者のためだけでなく、「地域のために力を尽くす法人」でありたいと考えています。
どうぞ今年もよろしくお願いいたします。 ありがとうございました。