インドネシア視察団が第一博愛寮の外国人材の活躍を視察

1. 概要

2024年10月9日 インドネシア共和国人材育成機関の視察団が、大分県とインドネシアとの連携強化を目的に、大分市にある障害者支援施設「第一博愛寮」を訪問しました。大分県が主催する今回の視察は、インドネシア人材の大分県における介護・福祉分野での活躍の場を広げるためです。視察団は大分県内の先進的な3つの施設(「特別養護老人ホーム心助園(杵築市)」「特別養護老人ホーム Green ガーデン南大分(大分市)」「障害者支援施設 第一博愛寮(大分市)」)を見学しました。

2. 視察団の目的

インドネシア視察団は、大分県とインドネシア共和国の介護・福祉分野における人材交流と連携強化を目的に来日します。特に、視察団は大分県内の福祉施設で働く外国人スタッフの状況を確認し、働きやすい職場環境や地域社会へどう溶け込んでいるかについての質問が多くよせられました。「第一博愛寮」では、現在、ベトナムからの職員が2名活躍しており、その障害福祉分野における働きぶりや充実した地域生活の様子を直接ご説明しました。

3. 主な見どころ

「やりたい事リスト」の実現支援 「第一博愛寮」では、職員が利用者の「やりたい事リスト」の実現を通じて、個々の夢を叶える支援を行っています。

「終焉支援」の取り組み まだ障害福祉分野では取り組みが進んでいない看取りを含めた「終焉支援」の取り組みも行っています。

インドネシア語に翻訳された資料 当日は、インドネシア語に翻訳された資料を使用し、視察団が理解しやすい形で当施設の取り組みを紹介しました。

インドネシア語に翻訳された施設紹介の資料

地域での生活を楽しむ様子をインドネシア語で紹介

4. 大分県との連携と国際協力の背景

今回の視察は、大分県が進めているインドネシア共和国との介護・福祉分野における連携強化の一環として実施されます。大分県はインドネシアの介護人材養成機関と連携協定を締結し、外国人材の安定的かつ継続的な受け入れを目指しています。視察団は、大分県内の施設で働く外国人スタッフの働きやすさや地域での生活を実際に体感しました。今回の視察に関して「障害者分野の働き方を見る事ができて良かった」とポジティブなリアクションをいただきました。

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